5月CPI発表で市場に異変? S&P500とナスダック最高値更新の裏でダウはまさかの下落

6月12日、アメリカの株式市場が興味深い動きを見せました。米労働省が発表した**CPI 5月 2024**のデータが、市場の予想を下回ったことがきっかけです。消費者物価指数(CPI)は前年比3.3%の上昇にとどまったようで、これを受けて市場は一気に沸き立った感じですね。S&P500とナスダック総合指数は、この日の取引で揃って史上最高値を更新するという快挙を達成しました。

ところが、ここが引っかかったポイントなんです。通常なら主要指数が揃って上昇しそうなものですが、ダウ工業株30種平均だけは逆行し、下落してしまったんですね。まさに異例の市場分断といった様子で、多くの投資家がその背景に注目しています。

予想を下回るインフレ指標が連邦準備制度の利下げ期待を高め、S&P500とナスダック総合指数が水曜日に最高値を更新した。一方、ダウ工業株30種平均は下落した。

なぜ市場はこんなにも分かれたのか? 利下げ期待と景気減速懸念の狭間

この異例の市場分断の構造を読み解くと、利下げ期待が大きなカギを握っていそうですね。CPIが予想を下回ったことで、FRB(連邦準備制度理事会)が早期に利下げに踏み切る可能性が高まった、と市場は判断したようです。

利下げ期待が高まると、将来の企業収益を現在の価値に割り引く際の割引率が下がります。これは、特に高いPER(株価収益率)を持つテクノロジー株やグロース株にとって追い風になるんです。将来の成長性が評価されやすくなるからですね。S&P500とナスダックを牽引したのは、まさにこうしたテクノロジー企業や成長株だったみたいです。

一方で、ダウを構成する銘柄はちょっと性質が違います。金融株やシクリカル銘柄、つまり景気循環に左右されやすい企業が多いんですね。インフレの沈静化は一般的には良いニュースですが、それが「景気減速の兆候なのでは?」という懸念と結びついてしまうと、これらの銘柄にとっては逆風になることがあります。景気減速は企業の収益悪化につながりかねませんから、投資家は敏感に反応した、ということなのかもしれません。

FRBの次の一手は? 高まる利下げ見通しと今後の経済指標

今回の**CPI 5月 2024**のデータを受けて、市場の焦点は完全にFRBの次の一手に移っています。市場は今、FRBが年内に2回の利下げに踏み切る確率をかなり高く見ているようですね。今回のデータがその確度をさらに押し上げた、という見方が強いみたいです。

しかし、FRBが利下げに踏み切るかどうかは、CPIだけでなく、雇用統計やGDP(国内総生産)など、他の経済指標も総合的に見て判断するはずです。特に今後のFOMC(連邦公開市場委員会)でのFRBメンバーの発言や、最新の経済予測(ドットチャート)には注目が集まりそうですね。

**FRB 利下げ 見通し**は、単に金利が下がるというだけでなく、世界経済全体に大きな影響を与える可能性があります。短期的な株価の動きに一喜一憂するだけでなく、インフレの動向、そしてFRBの金融政策のスタンスを注意深く見守っていく必要がありそうです。