「勝利」の主張が示す、新たなリスクの兆候
ニューヨーク・タイムズが報じたニュース、ちょっと引っかかったんですよね。イランが米軍機を撃墜し、その後に米軍が孤立した航空兵を救出する、という緊迫した事態があった後の話なんです。
ここが普通じゃないんですが、この一連の出来事の後、米国とイランがそれぞれ「勝利」を主張している、というんです。これはどういうことなんだろう、と気になって調べてみました。
イラン側は、今回の米軍機撃墜を防空能力の高さの証明として受け止めているみたいですね。自国の空域を守る能力がある、という自信を深めている。一方、米国はといえば、極めて困難な状況下での地上救出作戦が成功したことを自信の根拠にしているんです。これはもし成功したなら、確かにすごいオペレーションだったはずですよね。
通常、こういった軍事的な衝突の後は、お互いに「これ以上はまずい」と考えることで「抑止の均衡」が働くもの、と私たちは思いがちです。でも、今回はそうじゃない。双方が「自分たちが優位に立てた」「次はもっとできる」と自信を深めてしまっている。これが、今回の報道で一番注目すべき点ではないでしょうか。
イランが米軍機を撃墜し、米軍が孤立した航空兵を救出するリスクの高い地上作戦を実行した後、双方が勝利を主張した。この自信がさらなるエスカレーションを促す可能性がある。
相互の強気が生む、中東と世界経済への影
この「相互の強気」が積み重なる時、歴史が示唆するのは、予期せぬ衝突への道筋、という部分が動画台本にもありました。これはとても怖い話ですよね。抑止が働かない状況というのは、次にどんな手が打たれるか予測しにくく、非常に危険な状態と言えるかもしれません。
特に今回、事件が起きたのは中東。ここには世界のエネルギー供給の要とも言えるホルムズ海峡があります。もしこの地域が「戦場の論理」に飲み込まれてしまったら、その影響は間違いなく原油市場を直撃するでしょう。原油価格の急騰は、世界経済全体に甚大な打撃を与える可能性を秘めています。私たちの生活にも直結する話ですから、ここが一番引っかかった点ですね。
今回の件で、イランの防空能力と米軍の地上救出作戦能力がそれぞれ示された形ですが、問題はその「次の一手」でより大きなリスクを取る方向に進んでしまわないか、ということ。双方が自信を深めているだけに、今後の中東情勢は、これまでの緊張とは少し異なる局面に入ったのかもしれません。私たちNewsRadarJPとしても、この地域の動向は引き続き情報最前線として追いかけていく必要がありますね。